平野憲一の株のお話

上値トライの体勢ですが、

おはようございます。
 10日のNY株。
 ダウは222.44ドル高の1万7928.35ドル、ナスダックは59.67ポイント高の4809.88ポイントと大幅反発しました。ただ、NYSE出来高は8億5491万株と意外に少なく、思ったほど悪くなかった決算発表がほぼ終わり、原油、日欧の株価の強さを受けての自立反発の感じでした。この日、主な米経済指標の発表はありませんでした。

 日本株。
 休み前のゼロ回答ショックを経験し、為替に神経質になっている政権の見幕に押され、アメリカが譲歩する形で、ドル円は109円台に戻っています。原油も大きく売られる感じは無くなり、日本株も反発体勢に入りそうです。
 そこでネックになるのが、予想PERです。決算発表がピークを迎え、投資家の皆様や、マーケット関係者もてんやわんやの忙しさです。前評判の悪い企業業績ですが、1091円24銭(6日)まで落ち込んだ日経平均予想EPSは、10日現在1098円49銭で、予想PERは15.08倍です。上値を追うためには、欧米のそれが上がり、16倍、17倍でも良いとなるか、決算が意外に良くて、EPSが上がる(PERが下がる)かです。
 さて、昨日4304Eストアーの決算が発表されました。日経平均が15000円を割れた2/12の引けは615円でしたが、昨日1522円の高値を付け、平野銘柄の優等生ですが、決算の内容が芳しくありません。前期の数字は予想通りの強い数字が出ましたが、今期見通しが低すぎます。例によって期中に徐々に良くなるかも知れませんが、ちょっと乱暴な数字と言う気がします。いつも申し上げていますが、企業の時間軸と投資家の時間軸は違います。将来を見据えた先行投資を組み入れた今期予想とは思いますが、市場はどう反応しますでしょうか。
 4875メディシノバが80万株の立会外分売を発表しました。こちらも市場がどう評価するか。
今日の筆者はちょっとブルーです。

 救いは2352エイジアです。昨日の決算では、前期実績、今期予想の数字が良く、増配幅も予想より多い3円になっています。こちらも2/12の1562円から2700円台に上昇し、我が陣営の優等生です。

 本日の日経平均予想レンジ 16650円―16850円。

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