おはようございます。
16日のNY株。
ダウは92.93ドル高の1万7733.10ドル、ナスダックは9.99ポイント高の4844.92ポイントと小反発。6月のNAHB住宅市場指数が予想を上振れた為、引けにかけて買い戻しが入りました。
日本株。
日銀金融政策決定会合は、筆者としては、がっかりのゼロ回答でした。当然ドル円は105円突破で、一時103円台となりました。こうなる事は当局も分かっていたはずですが・・。もう日銀は異次元集団では無く、ただの小役人組織です。常識的な事しかできません。分かり易くなって良かったかもしれませんが。
6月相場の8つのシナリオは、FOMC利上げ無し(ドル安円高)、日銀ゼロ回答(円高)と言う結果確定で、英国のEU離脱あるか無しかの2つのシナリオを残すだけになりました。こちらも分かり易くなりました。各種世論調査の平均値で、離脱支持が残留支持を上回った為、株価は、ブリグジットショックになっています。賭け屋のオッズも、残留支持率は、そんな馬鹿な選択は無いと言うレベルの78%から、64%、更に54%と急速に低下しています。
しかし、前半2つがバッドな結果になって、3つ目もやばいと言う時に、為替103円台で止まりました。株価は、4月の2番底を切ったので、2月の1番底(日経平均15000円割れ)が見えて来ましたが、この様にかなり織り込んだ状態で、離脱決定となっても、瞬間的1番底危機はあるとしても、すべての不透明シナリオが明白になっての、反転の形も見えます。
昨日の日経平均予想PERが12.9倍と、2月12日の1番底の時の12.97倍に到達しました。移動平均かい離率(25日がマイナス6.83%、総合かい離がマイナス26.41%)が、2月のマイナス11.87%、マイナス53%と比べ、まだセリングクライマックス感が不足しています。しかし、平野銘柄の優等生だった2352エイジアの動き(引け値ベース高値から36%の下げ)を見ると、マザーズ・新興市場銘柄には、セイリングクライマックス的下げが見えます。エイジアの将来性はまったく変わらず、再び再エントリーのタイミングのところだと思いますが、昨日書いたように、基本的に、新興市場銘柄は、ナンピン買い下がりの守りの銘柄群ではありません。ここでの売り物をこなして、戻り態勢に入った事を確認してからの攻撃(買い)がベストです。頑張りましょう。
本日の日経平均予想レンジ 15400円―15650円。
前2つのイベントが確定し、次(ブリグジット)まで少し間が空きますので、買い戻しが入ると思います。
昨日のレンジは1000円間違っていました。無意識に希望が入っていたようです。修正済み。
今日の予定は、国内で
5月の半導体製造装置BBレシオ(午後4時)
株主総会=ソニー<6758>
上場=やまみ<2820>がジャスダック▽歯愛メディカル<3540>が東京プロマーケット
海外では
5月の米住宅着工(午後9時半、商務省)
EU財務相理事会(ルクセンブルク)
明日土曜日に
5月の中国70都市住宅価格(午前10時半、国家統計局)があります。