勝った(買った)ものが勝つ。
おはようございます。
3月10日に開かれるECB理事会で、追加緩和策が出るのではないかと言う観測が広がり、欧州株は全面高。軒並み2%前後の上昇で、ギリシャASEは4.78%高となっています。アメリカの第4四半期実質GDP改定値は前期比1%増と、速報値の0.7%増から上方修正され、ドルは円に対して3日続伸しています。
NY株は、次回FOMC(3月15、16日)での利上げ観測も出て売りに押されましたが、再び110円台が出るかと思われたドルが114円前後に一気に戻り、CMEは16315円で帰って来ています。当然今日の日本株は買い先行で始まると思いますが、上値トライの気迫が、市場に戻って来るかどうかまだ分かりません。
ひとまず25日移動平均線(本日推定16510円)を意識しながらの展開になると思われます。そんな市場の温度帯では更に個別物色の動きが高まると思います。
今日は1月の鉱工業生産速報値が出ます。こう言う時なので材料になりそうです。また、今日は4年に1回しかない2月29日です。何かが起こるかも知れませんね。何が起きても勝った(買った)ものが勝ちます。弱気予想が当たっても結局安値で買えなければ儲かりません。余裕を持って相場に対応しましょう。
本日の日経平均予想レンジ 16200円―16450円。
おはようございます。
10倍になる株をスタートから勧め続ける事が出来たら、アナリストとしては素晴らしい事で、夢でもあります。筆者はその夢を見ながら、企業と接触しています。また、一昨年独立するまでお世話になった投資家様や証券業界への恩返しのつもりで、銘柄を紹介していますので、情報料は一切頂いておりません。
成長する企業を見つけ、その企業の成長に伴って、このブログを見ている投資家の皆様の資産も増えて行き、株式投資の楽しみを味わって頂けたら良いなと思っているだけです。勿論人生でもそうですが、思わぬトラブルに遭遇する事がありますので、気に入ったからと言って一銘柄に集中投資する事はやめてください。
7771日本精密は、初めて水戸証券の講演会で紹介した時は113円でした。中国の今日を予測した岡林社長のASEAN戦略がぴたりとはまり、大きな未来が見えた為、3年、5年かけて10倍の夢を見ています。ただ、最近大量保有報告で「コマンドN」が登場しました。今後どうなるかまったくわかりませんが、筆者の考える上昇トレンドを短期的に大きく逸脱するかもしれません。会社側もまだ分かっていません。その辺を含んだ上で対処してください。
4875メディシノバも、独立した直後のまだ200円台の時に、友人から頼まれたある小さな講演会で話した後、出席していた年配の方から「良い銘柄を教えて頂きました。死後の楽しみが出来ました」(老後では無く死後ですよ)と言われてから、この銘柄と深く付き合う事になりました。バイオベンチャーに投資する場合、人の為になる薬を作る会社を「応援する」という気持ちを、「投資欲」の中に少し入れないとうまくいきません。それだけ良い薬がものになるには時間がかかるのです。幸い当社は、 MN-001(麻薬・アルコール依存症、突発性肺線維症、多発性硬化症)、MN-166(非アルコール性脂肪性肝炎・NASH、筋委縮性側索硬化症・ALS)開発スピードに拍車がかかって来ました。ファンドもそれを嗅ぎ付けたか、フィディリティ、ブラックロック、カルパース(カリフォルニア州職員退職年金基金)も株主に名をつらねています。
4304Eストアーは、ネット通販、運営代行サービスを、楽天やアマゾンと違う独自のシステムで展開しています。「量から質」へのシフトを進め、1顧客店舗当たりの業績が大きく伸びています。ウェブショップの小さな商店が、小ロットの商品でも売れる時代になった為、それら商品へのコンサルで、売り上げが数十倍になった実績も既に上がっています。10年後の電子商取引のトップ企業を目指すと、今までの付き合いで冷静だった石村社長が、筆者に熱く語ってくれました。経営者として、先行きへの手ごたえを感じたようです。
2352エイジアは、大企業相手に、インターネット販売促進サービスを提供していて、顧客は、KDDI、日テレ、JT、ニコン、アサヒ、NTT、関西電力、みずほ、日産、マツダ、トヨタ等そうそうたる企業が名を連ねます。技術的に他社の追随を許さないものがありますが、今後も、クラウドサービス版のワンtoワンシステムを強化し、圧倒的競争力を不動のものにしていきます。昨年10月19日に、人工知能のメタデータと資本・業務提携し、10月27日には、日本郵政と関係の深いデジタルポストとも業務提携し、その戦略を急速に拡大しています。最近の乱高下に惑わされず、安いところを拾ってください。
1413桧家HDは、業績も順調で中堅住宅建設会社としての売り上げ1000億円企業が見えて来たのに名古屋2部上場銘柄なのでメジャーな銘柄では無く、証券会社によってはチャートも出ないところがあるとの事です。本社は東京丸の内1丁目です。
平野銘柄はまだあります。取材も続けていますが、今日はここまでにします。上昇トレンドを想定し、そこから大きく離れたところは買わないで下さいね。
おはようございます。
週末26日のNY株.
ダウは57.32ドル安の1万6639.97ドル、ナスダックは8.26ポイント高の4590.47ポイントでした。NYSE出来高は10億3236万株。
資源株中心に欧州株が買われた事と、朝方の、市場予想を大幅に上回った10~12月期実質GDP改定値で買い先行で始まりましたが、その後発表された1月の個人消費支出も市場予想を上回った為、こちらは追加利上げが早まるとして売り材料となりました。原油先物も若干売られたので上記の結果となりました。
日本株。
日足では、15日の大陽線の後の揉みあいを抜け出したような感じですが、週足チャートで見ると、2種連続の陽線とは言え、まだ水準は3週前の大陰線の中にあります。トゥルーレンジ(14952.61円―16620.91円)の上限か、上ひげの17099.01円を上回らないと、少なくとも週足では底打ちと言えません。まず、日足のポイントである25日移動平均線(16500円)を上回らなければ話になりませんね。
そんな中で来週アメリカは、3月1日のスーパーチューズデー、週末の雇用統計という重要イベントがあります。また日本でも政策期待が高まっていますが、月初に衆議院で予算案を通さないと、月内自動通過(30日ルール)が出来ず、補正等追加政策に不透明感が出て来ます。
ダウ、SP500、ドイツDAX、イギリスFTSE100、更に原油も日足のW底を形成し、25日移動平均線をも上回って来ています。春は近づいている気配ですが、日経平均がこんなレベルで3月を過ごすことになると、アベノミクスの目玉であるGPIF改革に、10兆円以上の評価損が出来、7月選挙は戦えない事になります。本当の意味でアベノミクスの正念場が近づいていると思います。
来週の日経平均予想レンジ 15900円―16800円。
全体相場の不透明感に負けない平野銘柄の動きが活発になって来ました。それぞれの最新コメントを明日書きたいと思います。
おはようございます。
25日のNY株。
ダウは212.30ドル高の1万6697.29ドル、ナスダックは39.60ポイント高の4582.21ポイントと続伸です。
欧州株が、金融株主導で軒並み2%以上の大幅反発です。この動きを受けてNYも買い先行で始まり、午後からの原油高で更に上値を追いました。1月の耐久財受注の数字も好調で下支えになりました。株、原油価格の底入れムードが出ています。
日本株。
昨日から受け渡しベースで3月相場(春相場)が始まっています。週末のG20期待や国内の政策期待があり、月曜日高・週末安のリズムが良い方向で崩れそうです。春相場の明るさが見えて来ました。2月15日の1000円高の大陽線を入れた後、上に行きそうでいかない状態が8営業日続きましたが、この間の高値16350円を本日抜けば、来週は、25日移動平均16500円台や17000円の大台替えも見えて来ます。
本日の日経平均予想レンジ 16200円―16400円。
昨日は決算説明会等で忙しい1日でした。昼エクスプレスの出演時間と重なって行けなかったので代わりの者が行きました。簡単な報告です。
1413桧家HDは16年12月期の売り上げ高予想が800億円を超え、M&Aもあり、中堅住宅建設会社として、いよいよ1000億円が見えて来ました。なのに名古屋2部上場銘柄のままとはおかしいですね。本社は東京丸の内1丁目です。
子会社の1429日本アクアも前期に特損を計上し身軽になっています。今期は大幅増益の見通しです。出席した者の報告では、親会社桧家HDの近藤社長の顔色は良かったとの事です。日本アクアも今後の問題は無いとの事でしたが、筆者を裏切り続けた銘柄なので、・・。
筆者も2社と面談でした。1社は決算説明会前の面談なので、社名やその内容は公表できませんが、もう1社は、3277サンセイランディックです。前日の決算説明会に出ましたが、40人ほどのアナリストが参加していましたが、おざなりの質問しかなく有意義なものではなかったので、改めて連日の取材となりました。底地の権利調整を得意とするニッチな不動産会社ですが、堂々の東証1部企業です。良い会社だと思います。いずれ詳しく報告します。
おはようございます。
24日のNY株。
ダウは53.21ドル高の1万6484.99ドル、ナスダックは39.02ポイント高の4542.61ポイント。今朝零時過ぎにベット入った時は200ドル以上下げていましたので、ブログの出だしはまたネガティブなものかなと思っていたら、ご覧のとおりです。原油安や、1月新築住宅販売件数が予想を下振れたことが嫌気され、下げていましたが、ガソリン在庫の減少が報じられ原油相場が反発すると、株も引けにかけて一気の上昇です。原油相場に神経過敏です。
日本株。
海外相場次第の日本株、全然面白くありません。今日は全体観は省略して、個別株の話を致します。
筆者の銘柄を参考にしているある投資家が、昨日の4875メディシノバを半分売ったそうです。株価がちょうど倍になった為です。つまり残りの半分の買いコストは実質ゼロです。これで、とことん付き合う事が出来ると言っていました。長期投資の理想の形ですね。ここ急騰してしていますので良い作戦かも知れませんが、筆者の本心は「この銘柄はそんなレベルの株じゃないよ」です。別の投資家は、筆者が以前講演会で言った「今80億円の時価総額だが、夢が開いたら8000億円の時価総額になるよ」と言う言葉が耳から離れないと、せっせと買いためています。
10年後のEコマース(電子取引)の日本トップ企業を目指す4304 Eストアーも、12日の1200円から22日の高値1899円まで急騰しましたので、一度利確のところでしょうが、10年相場は始まったばかりです。二分割を発表して不足しているボリュームも増えるでしょう。チャートを見ながら対処して下さい。
チャートと言えば、人工知能ウェブサービスの2352エイジアが、おとなしくなっていますので、こちらもチャートを見ながら買ってください。Eストアーとは競合していません。補完関係にあります。今後コラボ出来たらいいなと思っています。
7771日本精密は、最近コマンドNというファンド(?)が大量保有報告で、持ち分法適用会社にすると宣言しました。日本精密を愛する筆者としてはいやな感じですが、一般投資家にとって株価的に面白くなったかも知れません。
それぞれの企業が今後どうなるかは神のみぞ知るですが、こんなマーケットだからこそ、株はロマン!、企業を愛し、夢を持って投資をしたいですね。これからも、投資家に夢を届けられるように頑張りたいと思っています。
おはようございます。
23日のNY株。
ダウは188.88ドル安の1万6431.78ドル、ナスダックは67.03ポイント安の4503.58ポイントと反落。NYSE出来高は9億4237万株。
イランのザンギャネ石油相が、サウジアラビアとロシアの原油生産1月水準維持の合意案について批判した為の原油安で、欧州株が軒並み安となりました。この流れを受け、売り先行となりましたが、そのサウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相が今後の減産を否定した為、更に6%を超える原油安となり、株価を押し下げました。注目の2月の消費者信頼感指数が、市場予想に届かなかったことも悪材料となりました。まだしばらく、原油価格に左右される株式市場と言う展開が続きそうです。
日本株。
月曜日高、そのあと波乱低調というリズムは今週も続くのでしょうか。WTI原油先物価格は、昨年後半に25日移動平均を下回ってから、下降する25日移動平均線を上値とした下落相場が続いていましたが、26ドル台でW底の形を示し25日線(31ドル台)を上回って来ました。底入れか、ダマシか、正念場です。
25日線と言えば、ダウもドイツDAXも上海総合指数もこれを突破しているのに、日経平均だけが、16500円台の25日線を下回っています。落ち込んでいた業績も、日経平均EPSで言えば、2月8日の1136.65円から昨日の1157.32円へ若干の回復を見せています。春相場の期待も出ています。
今日も海外の様子から弱含みの相場になりそうですが、引き続き個別株で行きましょう。昨日の日経新聞「大機小機」を是非読んでください。筆者とまったく同じ意見が書いてあります。
本日の日経平均予想レンジ 15800円―16100円。
おはようございます。
週明け22日のNY株。
ダウは228.67ドル高の1万6620.66ドル、ナスダックは66.18ポイント高の4570.61ポイントと大幅反落。NYSE出来高は10億0097万株。
現在のNY市場で、株価材料として最も過敏に反応する原油先物が大幅反発したことが主な原因ですが、このところ連続した世界情勢の悪材料出尽くし感と、それがG20を控えて、しばらく鎮静化するのではというファンド筋の読みで、買い戻しが入ったと思われます。
日本株。
国内にもいくつかの期待感が表れています。G20については、それ自体の期待感よりも、開催国としての中国が、景気、元相場、株価の対策で、開催当日の自国が批判の的にならないような操作が見え見えで、しばらく中国発の波乱は無いと言う安心感が出ています。事実上海総合指数は25日移動平均を一気に超え、3000ポイントが目前です。
また、円相場も、再び110円割れの動きに対しては、為替介入もありとの観測も出ています。さらに、GPIF改革の成否が問われる運用成績が、このままでは大変な事になる。3月を前に大きな株価対策が出ると言う観測も増えて来ました。海外の原油相場も更に上げ、7時現在33.34ドル(5%高)です。
昨日若干先取りした感もありますが、本日も堅調な動きが期待されます。このところ、月曜日高(5週連続)の後、相場は崩れています。流れが変わったか、本日の動きが試されます。
本日の日経平均予想レンジ 16000円―16300円。
昨日、6240ヤマシンフィルタ山崎社長へ1時間半ほどのインタビューを試みました。本当は一番聞きたかった中国情勢ですが、あと2、3年は厳しいとの事でした。現場で苦労する実感は正しいと思います。当社も下期の落ち込みを反映してこの度業績の下方修正を発表しています。
しかし、着々と次の手を打っており、強い将来性を感じました。
詳しい事は水曜日の日本証券新聞の筆者のコラム「兜町のご意見番 平野憲一の相場 表街道/裏街道」(ちょっとはずかしいタイトル)で書きます。
本日も低調か。中小型個別株で。
おはようございます。
本日、日本株のスタート時点の条件は、為替の112円59銭(7時29分現在)、原油価格31.95ドル、週末の欧州低調(ギリシャ3.46%安、ドイツ0.8%、イギリス0.36%安)、アメリカもまちまちでさえずです。残念ながら、売り先行で始まりそうです。ただ、極端な売買高の低下に見られるように、海外ヘッジファンドの売り攻勢も止んでいます。しかし、この辺はまだ不透明で、ここ2週の外国人の先物買い越しは、今後の期待感と言うより、撤退する大型ファンド(ドイツ銀行?)の、建玉解除(現物売り先物買い)の結果に過ぎなかったかもしれません。
とにかく、世界の過剰資金は行き場が定まらず、右往左往しています。この辺が落ち着くまで様子見が賢明です。
と言うのが、良いアドバイスかも知れませんが、落ち着くのを確認した時には、日経平均は2万円を超えているでしょう。こういう時こそ余裕筋はリスクを取るべきです。昨日書いたように、企業の時価総額の増加と共に資産が増えると言う基本観で相場を見る事です。主力株はパスして、ひとまず中小型株で攻めましょう。
このブログは、筆者が今まで業界にお世話になった感謝を込めて書いています。個別株を時々紹介しますが、売らんかなの情報サイトではありません。筆者が調べて、心から投資家の皆さんにお役に立つと思って書いています。(勿論結果は神のみぞ知るですが)
中国関連で売られている6240ヤマシンフィルタ山崎社長と本日夕に面談の予定です。今後の中国情勢や業績推移を詳しく取材したいと思っています。
本日の日経平均予想レンジ 15700円―15900円。
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おはようございます。
最近、相場の波乱増幅の原因をファンドのせいにしていますが、決してファンドを非難しているわけではありません。組織力やファンドマネジャーの個々の能力は、筆者などが及ぶところではありません。高い運用能力があるから、それを頼りに資金が集まります。
高い運用能力とは、物理的な資金管理(マネーマネジメント)と調査分析力です。資金管理の一部分がリスク管理です。これが全体相場が下げる時に、ヘッジ売りとなって下げを加速します。これはファンド運用にとっては絶対必要な事です。
問題は高い分析力を相場にどう生かすかですが、答えは一つです。分析どおりにやるしかありません。ところがこの分析は、現在の数字分析ですから、多少の先見性は入れるとしても、現状を逸脱するような結果は出ません。そして、当然それは、理路整然としたものでなければなりません。
しかし、経済(特に世界経済)が理路整然とすることはありません。理路整然としたように見えた時が一番危ない時であることは、歴史が証明しています。今、世界を分析して、強気になる事はまずありません。分析結果の大半は、不安材料を並び立て、それがすぐに解決できない事を結論とするでしょう。
昔、ブラックマンデーの少し後から13年間、法人部でファンドマネージャーと付き合いましたが、ある方が良く言っていました。「我々は理路整然としなければ動けない。そして、理路整然と間違う」と。
相場は難しいです。しかし、やさしくする方法は有ります。企業の将来に賭け、その企業の時価総額の増加と共に資産が増えると言う基本観で相場を見る事です。そうすれは、世界経済不安も、安く買わせてくれるチャンスに見えてくるかもしれません。
来週の相場、思惑をはらみながら。
おはようございます。
週末19日のNY株。
ダウは21.44ドル安の1万6391.99ドル、ナスダックは16.89ポイント高の4504.43ポイントとまちまちの動きでした。NYSE出来高は11億6114万株。
軟調な原油相場を見て欧州株が続落した為、ダウは売り優勢となりました。産油国の増産凍結に対して、まだ懐疑的な見方が多いようです。利上げタイミングに影響する、注目の1月のCPIはコア指数で0.3%上昇と、市場予想を上回りましたが、数字にサプライズは無く、材料になりませんでした。
日本株。
原油が26ドルで底を打った感じはありますが、30ドルを超えても明確な先高観が出ず、それを見て株価も神経質な動きとなっています。日本株においては、為替も不気味な動きです。先々週の110円台はリスクオフの過剰な反応の中で出たイレギュラーな数字と思われていましたが、ひとまず落ち着いた状態の今の112円台は逆に不安感を株価に与えています。
ただ、今後の展開では、2016年度予算編成の最中で政策発動に動きにくい政府としては、唯一の武器が為替介入です。政策発動は予算編成にめどがつく3月に入ってからだと思いますが、その間、再び110円台になれば為替介入ありだと思います。
また、金融庁の動きも活発になっています。18日(木)に、スチュワードシップ・コードとコーポレートガバナンス・コードのフォローアップ会議が金融庁で開かれました。その席でGPIFの改革についても話しあわれています。これはまったくの筆者の裏読みですが、昨年9月中間地点(日経平均17388円)で、7兆円もの評価損を出したGPIFですので、このままではその数字は倍近くになります。大変な政府の汚点で、バイ・マイ・アベノミクスの基本が崩れます。少なくとも3月末は18000円はほしいところです。
その様な思惑と、世界情勢のバランスの中で来週以降の相場が展開します。
来週の国内イベントで大きなものは有りません。
世界では、22日(月)、2月のユーロ圏PMI(マークイット)、携帯端末国際見本市「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)」(25日まで、スペイン・バルセロナ)、23日(火)、2月の独IFO景況感指数、12月の米S&Pケース・シラー住宅価格指数、1月の米中古住宅販売、24日(水)、1月の米新築住宅販売、2月の消費者景気信頼感指数、25日(木)、1月の米耐久財受注、週間新規失業保険申請件数、26日(金)、G20財務相・中央銀行総裁会議(27日まで、上海)、1月の中国70都市住宅価格、2月のユーロ圏景況感指数・景気総合指数、10~12月期米GDP改定値、2月のミシガン大消費者景況感指数確報値、【27日(土)】G20財務相・中央銀行総裁会議最終日と、それなりに盛りたくさんです。
来週の日経平均予想レンジ 15600円―16600円。
4304 Eストアーが、売り物少なく申し訳ありません。売り物が出たら100株でも拾って下さい。