平野憲一の株のお話

来週の相場。

おはようございます。
 週末13日のNY株.
 ダウは185.18ドル安の1万7535.32ドル、ナスダックは19.65ポイント安の4717.68ポイントと反落。NYSE出来高も8億7930万株と低調です。
 2016年2~4月決算数字や5~7月見通しが芳しくないノードストロムの13.4%安をきっかけに、JCペニー、メーシーズ等、百貨店株が売られました。しかし、注目だった4月の小売売上高は前月比1.3%増と市場予想(0.8%増)を上回る結果となって、百貨店決算と対照的な結果に市場は混乱しました。
この、市場予想を上回る小売売上高は、利上げの後ずれ観を弱め、ドル高・原油安となって、ダウは3ケタの下げとなりました。

 日本株。
 大量の決算発表で、全体観どころではない状態ですが、引き続き政策待ちの相場です。カギを握るのが、18日(水)に発表される1~3月期GDP(午前8時50分、内閣府)です。マイナス成長の予想ですが、市場がどう取るかです。厳しい経済状況にネガティブに反応するか、政策発動への期待が高まるか。為替水準と相まって来週最大の注目点です。
 また来週は他にも、17日(火)の3月鉱工業生産、19日(木)には3月の機械受注、20日(金)G7財務相・中央銀行総裁会議(21日まで、仙台市)と、重要なイベントもあります。アメリカでは、16日(月)5月のNY州製造業景況指数と、17日(火)4月の住宅着工を筆頭に、米国住宅指数・消費関連指数が連日出ます。為替、原油価格を見ながらの、これら指数に一喜一憂の週が予想されます。
 テクニカル的には、超えたのは1日だけで、また日経平均は75日移動平均線にはね返された形です。25日移動も割れています。3番底形成のタイミングですが、政策期待に支えられながらも、上値を買えない不安感も大きく、こちらも昨日の234円安で、微妙な感じになってしまいました。

 来週の日経平均予想レンジ 16000円―17000円。 
予想にならない大幅レンジ設定ですが、政策期待が膨らむか萎むかで天地の差があるのでお許しください。

 またいつもの結論です。個別銘柄で行きましょう。
 三菱系機械商社8061西華産業が好決算を発表しました。今期見通しが大幅増収増益です。前期大幅減益予想だったので株価は低迷していましたが、ここも平野銘柄です。これから上昇トレンドが生まれるか、しっかり取材して報告します。大好きな薦田社長に会うのが楽しみです。

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