平野憲一の株のお話

アーカイブ : 2016年03月

さあ、今会計年度最終日です。

おはようございます。
 30日のNY株。
 ダウは83.55ドル高の1万7716.66ドル、ナスダックは22.67ポイント高の4869.29ポイントと反発。NYSE出来高は8億2391万株と若干低調です。
 追加利上げを急がないイエレンFRB議長の発言で堅調だった欧州株の動きを受け、買い先行で始まりました。この日は、シカゴ連銀のエバンズ総裁も、イエレンFRB議長と同様の発言をした為、好感されました。
 しかし、ADP雇用報告が市場予想を上回った為、週末4月1日の3月雇用統計も強い数字が連想されて、若干上値を押さえる結果になっていました。

 日本株。
 昨日の日経平均は、期末(本日)のドレッシング高期待より、原油安や122円台半ばの円高不透明感が上回り、224円安の続落で17000円も割れてしまいました。本日の反発(欧米株の動きから)で、どこまで戻すか。17000円を維持して終われるか。GPIF改革の是非が問われる昨年9月の17388円へどれだけ接近できるか、注目です。明日は、日銀短観、米雇用統計、中国PMI発表がある重要な日ですが、それはそれで、ひとまず今日は今日の需給の勝負です。
 日経平均は1万7000円レベルですが、主力株中心の個人投資家の感覚は、1万5000円位でしょうか。逆に人気の中小型個別株が口座にいくつか入っていると、2万円位の感覚でしょう。天と地ほどの違いがあります。今後はどうなるのか。
 筆者は、今批判されているマイナス金利に押し出された需給バブルがいずれ来て、2万円どころか3万円相場もあると確信していますが、現在日経平均EPSは1134円と、昨年11月30日の1275円から下がって来ており、来期の見通しも今の為替水準から見て芳しくありません。4月以降は海外ファンド決算の都合で再び主力株に波乱が生じる事も考えられます。従って今後も、今の個別物色が続くと思っています。と言うより、株でプラスを取るにはそれしか道が無いと思っています。

 本日の日経平均予想レンジ 16950円―17200円。

 日本証券新聞を読んでいる投資家は、第1面に4304Eストアーの文字が刷り込まれているのをご存知ですか。今日も1面右中央にありますので、確認してください。前に、Eストアーの石村社長(アスキー西氏の最後の直弟子)に、「正直、御社のやっている事がよく分かりません」と言ったら、Eストアーは何屋なのか?と言う、21ページにも及ぶ解説書を筆者の為に作ってくれました。電子商取引がよく分かる優れものです。機会があれば4月以降の筆者の番組で是非取り上げたいと思っています。とにかく経営者が、電子商取引のトップ企業を目指す自社の将来に比べ、実態より評価が低く、よく理解されていない株価に対して、丁寧に前向きに説明する強い意欲を持っているという事は、銘柄選びの大きな要素ですね。

それなりの相場。

おはようございます。
 29日のNY株。
 ダウは97.72ドル高の1万7633.11ドル、ナスダックは79.83ポイント高の4846.62ポイントと反発。NYSE出来高は9億6884万株。
 注目のイエレン議長の講演を前にして、ダウは一時100ドルを越す下げとなりましたが、内容が、追加利上げを慎重に進める「ハト派」的なものだった為、一気に買い戻されました。昨日の日経新聞で解説されていたように、金利先物から計算される4月利上げの可能性は12%と言う低いものですが、各連銀総裁の「タカ派」発言が相次いで、市場に不安感を与えていました。週末の雇用統計で強いシグナルが出ても、議長の発言から、一気に利上げはなさそうで、やや安心となりました。
 
 日本株。
 1年間の趨勢を決めると言われる昨日の日経平均には、1日で配当落ちを埋めるインパクトのある結果を期待したのですが、30円安と言う中途半端な事になりました。それでも実質100円高という事で、それなりの相場が期待できます。それなりの相場とは、大きく売られる事は無いけれども、一気に17000円台を買い上がる強い相場でもないという事です。
 そこで、ますます個別物色が活発になる事になります。「1億総活躍」の中心、認可保育園の2749JPHDは引き続き元気ですが、アベノミクスの1丁目1番地、不動産業界も注目です。地所や三井不も良いですが、特徴のある中小型不動産株がもっと良いです。
 3277サンセイランディックは、底地ビジネスのトップ企業です。日本の土地には、地主とその土地の借地権者と、更にその上の建物の借地権者が存在する3階建ての土地が多数存在します。その調整をして、土地を生き返えらせる仕事で、複雑なビジネスなので、大手は参入していません。潜在顧客は100万人と言われています。前途洋々の会社なのです。
 貸倉庫業の8938ロジコムは、いずれリートに育つ、全国の商業施設に特化したファンドを造成中です。この株を買う事は、上場前のリートを買う事になります。ダビンチの金子氏が第三者割当ですでに取得しています。

 本日の日経平均予想レンジ 1万7千円―1万7200円。

重要な日です。

おはようございます。
 連休明け28日のNY株。
 ダウは19.66ドル高の1万7535.39ドル、ナスダックは6.72ポイント安の4766.79ポイントとマチマチの動きでした。休み明けという事もありNYSE出来高は7億0659万株と低調でした。
 欧州市場がまだイースターの休場中で、小動きスタートでした。発表された国内材料は、2月の個人所得は前月比0.2%増と市場予想を上回りましたが、1月分が0.5%増から0.1%増に下方修正され、材料になりずらい内容でした。また最も注目されていた2月の中古住宅販売成約が市場予想を大きく上回りましたが、翌日にイエレンFRB議長講演を控え、様子見の展開となりました。週末には雇用統計とISM製造業景況指数のイベントも控えます。

 日本株。
 相場の強さを量るシグナルはいくつかありますが、本日権利落ち日の動きはその一つです。最近は、分配金取得の関係で配当だけが欲しいファンドが、権利付最終日に買って、落ち日に売る傾向があるので、落ち日にはその分しっかり株価は下がります。それだけに、本日プラスになったら(1日で配当落ちを埋めたら)、それが強気相場のシグナルだと言うのが、昔からのアノマリー的相場観です。事実、埋められなかった昨年は、1年後(昨日)の水準は10%のマイナスですが、大幅高となった一昨年は、1年後の株価は30%のプラスとなっていました。今日の日経平均のプラスマイナスは、これから1年間の相場の、大きなインパクトになります。

 本日の日経平均予想レンジ 16950円―17150円。

 昨日4875メディシノバが一時ストップ高になりました。当社の主要パイプラインのMN-001(タイペルカスト)が中国で特許を取得したのが材料です。中国での件は、以前のミーティングで話題に出たので、「書いて良いですか」と岡島副社長に聞いたら、「進んでいる案件ではないので書かないで下さい」と言われ、アメリカの方ばかり見ていたので、実は忘れていました。しっかり進んでいたのですね。ほんとにこの会社は、紹介し甲斐のある面白い会社ですね。
 2749JPHDも水準を上げて来ました。ブログにも書きましたが、取材に行くと、若い女性たちがきびきび動いていて、気持ちが洗われる感じです。1億総活躍銘柄の代表に相応しい会社だと感じます。
 (注意)筆者紹介銘柄が次々に人気化し嬉しい事ですが、基本は「バイアンド・ホールド」です。短期的に動いたところ(特に25日移動平均との過熱かい離)は売っても良いですが、買戻しのタイミングを誤るとおいていかれる事がありますから注意してください。
 また逆に、長期投資の銘柄ですから、エントリーのタイミングは、下げて来た調整場面を狙ってください。特に人気化して25日移動から異常に離れたところは、人気につられて買わないで下さい。ゆっくりやりましょう。今日の日経平均がマイナスになったり、不透明感のある全体相場は続くと思いますので、この個別物色相場はまだまだ続きます。チャンスはたっぷりあります。

権利付最終日、権利は取るべきか取らざるべきか。

おはようございます。
 さあ今日は権利付最終日です。今日権利を取ったら得か損か。
岡三証券からレポートが出ていますので、要約して紹介します。

<一般論>
まずは、期末の配当取りの優位性について仮定条件①②を用いて一般論で検証。
~仮定条件~
① 権利付最終売買日(3/28)終値:1,000円 ②予想配当金:30円/株
権利付最終売買日(3/28)に終値1,000円で買えば、投資家は予想配当金30円(3%)を受け取る権利が得られる。この株の翌日(3/29)の始値は理論上、配当分だけ現金が社外に流出することを考慮すると970円になる。この場合の損得は、30円の含み損を抱える一方で30円の配当金を受け取るため、ゼロ(受け取る配当金には税金がかからないと仮定)

次の検証。
~データの検証方法~
①採用指数:
TOPIX、TOPIXCore30、東証2部、マザーズの配当込み指数
② 検証方法:
多くの企業が配当基準日としている9月および3月に着目し、それぞれ1ヵ月前(2月、8月) の月末に投資を行い、その後各決算期末の権利付最終日に反対売買した場合と翌日に反対売買した場合のパフォーマンスを比較(売買株価は該当日の終値)
③対象期間:
2011年2月~2015年9月(期間中計10回のトレード)

~結果~
9月と3月において配当を取り続けた場合のほうが、そうではない場合に比べて、優位性があることが検証された。特に、マザーズにおいては配当を取った方が計10回の累積リターンで15%以上アウトパフォームしたという結果が得られた。
(グラフを使ったレポートなので、この文章ではちょっと分かりにくいと思いますが)、結論から言うと今日の配当権利は、取った方が有利で「おトク」であると言うレポートです。

 本日の日経平均予想レンジ 16850円―17100円。

中期経営計画。

おはようございます。
 昨日は、日経CNBC4月からの新コーナーのリハーサルに行って来ました。各コメンテーターが、それぞれの分野で話す週1回のスペシャルトークのコーナーです。筆者は「平野憲一投資道場」としました。ちょっとはずかしいですが、前に物した「相場格言を読み解く」(東京商工会議所機関誌)、「信用取引実践編」「個人年金の作り方」(ストックハウス)、3冊のNISA本(共著)の中から抜粋し、現在の銘柄を例題に話を進めようかと思っています。応援よろしくお願いいたします。
 さて、明日月曜日は朝の為替から注目ですね。それでスタートラインが決まると思います。アメリカの景気経済も安定感が見えますので、売られていたドルもしっかり基調に戻ると思います。機関投資家や外国人投資家の意見としては、115円を越さないと積極的には動かないようですので、この115円が活況相場のボーダーラインです。
 先日、昨年JQ2458夢テクノロジーの社長に就任した本山佐一郎を囲んでのスモールミーティングがありました。国際証券(現三菱UFJモルガンスタンレー)出身の方で、筆者が家族ぐるみの付き合いをしている友人が、本山社長の元部下だったという事で話が弾みました。当社はエンジニアに特化している派遣会社の有望株です。外国人エンジニアの活躍も期待されます。今回高水準の中期計画を出していますが、その中で、「毎期増配方針」(現在の配当利回り4.1%)があります。中期計画は単なる目標では無く、投資家はその数字をもとに当該企業の3年先のイメージを作ります。イメージが作れなければ投資家は当該企業を買いません。その辺を、同じ匂いのする気安さから、本山社長にしっかり釘を刺して来ました。

来週の相場。

おはようございます。
 昨日の日本株は、米国3連休、欧州4連休前で、動きにくい展開でしたが、17000円を維持して引けました。市場からのシグナルは、その時ははっきりしなくても、結果が出てから振り返って見ると、「あそこが変化日だったのか」と思う事が多々あります。昨日の引け値17000円維持が意味のあるものだったかどうか・・。
 そのような重要ポイントが、来週29日(火)の権利落ち日の動きです。最近は、分配金取得の関係で配当だけが欲しいファンドが、権利付最終日に買って、落ち日に売る傾向がありますので、落ち日にはしっかり株価は下がります。この日にプラスになったら(1日で配当落ちを埋めたら)、それが強気相場のシグナルだと言われています。ここで強気相場のシグナルが現れるかどうか・・。200日移動平均線の下にいる今の弱気相場で、このシグナルが現れたら、ひとまず強気相場ゾーン(200日線の18600円台越え)への移動が考えられます。
 また、来週は、週末4月1日に日銀短観、米雇用統計、中国PMI発表があります。面白い1週間になりそうですね。楽しみましょう。

 来週の日経平均予想レンジ 16700円―17400円。

 さて、昨日は筆者としては少し嬉しい日でした。筆者紹介銘柄が2つもストップ高になったからです。4304Eストアーと6240ヤマシンフィルターです。ヤマシンフィルターは、中国向け建機オイルフィルター(エンジン、油圧)と言う、今最も買い難い銘柄ですが、年100回もの純正部品啓蒙セミナーを開いて、中国人の心を掴みつつあります。中国最大の建機メーカー「三一重工」への納品を成功させるなど、日本の物つくり人そのものの山崎社長を応援する意味で、2/10、2/24の日本証券新聞コラム等で紹介してきました。今回のストップ高の理由は1部への昇格ですが、積極的な経営姿勢の2部銘柄ですから当然その可能性はありましたが、その辺を書かなくて良かったと思います。強く書いたらインサイダーと間違われ、山崎社長にご迷惑をおかけするところでした。今回の材料は、筆者を信じて買って頂いた投資家へのサプライズプレゼントです。

米国3連休、欧州4連休。

おはようございます。
 24日のNY株。
 ダウは13.14ドル高の1万7515.73ドル、ナスダックも4.65ポイント高の4773.51ポイントと小反発。NYSE出来高は8億8732万株。
 連銀総裁の相次ぐタカ派発言で、利上げ観測が高まっていますが、この日も、セントルイス連銀のブラード総裁の早期利上げ発言で、ドル高(112円台後半)となり、ダウの下げは一時100ドルを超えました。その後、原油掘削リグ稼働数が減少したとの報道で原油価格が下げ渋り、株価も引けにかけてプラス圏に浮上しましたが、三連休前で、上値の重い展開でした。
 
 日本株。
 米国三連休前、欧州四連休前の本日の相場は、当然上値の重い展開が予想されます。本日の日経新聞に書かれている通り、あのレバETFも出来高が半減しています。外国人投資家はいづれ戻って来ると思いますが、しばらく面白くない相場が続きそうです。いつもの結論ですが、中小型個別株で楽しみましょう。

 本日の日経平均予想レンジ 16700円―16900円。

 3404Eストアーが昨日昨年来高値を更新しています。分割後の売り物も出ませんでしたね。と言うより皆拾われたようです。新春講演会や、雑誌等のメディアでも高い順位で紹介してきましたので、多少は買って頂いたと思います。嬉しい限りです。勿論、Eコマース(電子商取引)業界の日本一を目指す当社ですから、株価的にはこれからです。ぜひ応援してやって下さい。
 4304エイジア、4875メディシノバもきっちり25日線まで調整して出直りの気配です。出来れば筆者の紹介銘柄群でトップ集団を形成したいですね。

はっきりしませんね。だから、

おはようございます。
 23日のNY株。
 ダウは79.98ドル安の1万7502.59ドル、ナスダックは52.80ポイント安の4768.86と続落。NYSE出来高も8億6249万株と依然低調です。
 原油在庫の急増が発表され、原油先物が再び40ドルを割り込(7時現在39ドル台半ば)んだ為、エネルギー株を中心に売り先行となりました。
 また、相次ぐ連銀総裁の早期利上げ発言や、ベルギーのテロも市場に影を落とし、投資家の気持ちを萎縮させているようです。

 日本株。
 日経平均は昨年12月9日に200日線を下回ってから、現在まで浮かび上がることが出来ず、現在9%のマイナスかい離になっています。200日移動平均線は、強気相場と弱気相場を分けるボーダーラインです。200日線の下では戻り売りが最良の方法となります。しかも、為替の水準から、来期の増益が見えてこない現在、17000円台では買いがピタリと止まり、18715円の200日線の影も踏めません。
 しかし、サプライズのある鹿島の決算を受けてゼネコンにファンド系の買いが入る等、個別株の物色意欲を持っているのは個人投資家だけではありません。個別物色が益々盛んになると思います。そして皮肉な事に、17000円台を買い上がるのは、空売り筋と言う事になりそうです。
 日経平均は、2013年5月に14000円に乗せた後、昨年2015年6月の20952円まで、約50%上げましたが、この間2013年には16兆円も買い越した外国人筋の目から見たドル換算の日経平均は、140ドルから160ドル台半ばまで20%程しか上げていません。その上で15年6月以降11兆円にも及ぶ利確行動に出たわけですが、それでも現在150ドルを保っています。人口減少や成長性の減退で日本市場の絶対的魅力は薄れてはいますが、外国人から見たこの流動性や、相対的出遅れ感は、まだ十分投資対象として価値があると思われます。リスクオフの円買い現象(日本の価値判断)が変わらない限り、株式市場に外国人が再び戻って来る可能性は十分あると思います。

 本日の日経平均予想レンジ 16800円―16900円。

 国交省が不動産投資市場の拡大に向けた成長戦略を取りまとめる方向で、リート市場が高値追いになっています。8938ロジコムはリートの卵です。今後の柱となる「LCリテールファンド」は商業施設に特化した日本で唯一のファンドです。2015年10月末155億円の小規模ファンドですが、おそらく今月末には250円規模になると思いますし、その成長性の先にはこのファンドを核にした上場リートや海外リート設立も可能です。言わばIPO企業を市場でいくらでも買えるイメージです。

はっきりしません。

おはようございます。
 22日のNY株。
 ダウは41.30ドル安の1万7582.57ドル、ナスダックは12.79ポイント高の4821.66ポイントでした。NYSE出来高は8億4067万株と低調。
 ベルギーの連続爆発テロを嫌気して低調に始まりましたが、欧州株が堅調だったので、大きく売られる事なく揉みあいの一日でした。7連騰後の警戒感はありますが、アップル(0.9%高)等材料系の個別株は堅調でした。

 日本株。
 昨日は、4連続での509円安の半分以上を取り返す323円高となりましたが、出来高が示す通り、まだ本格反転の気運は高まりません。為替が112円台に戻ってホット一息ですが、これでは今1-3月、更に来期の企業業績の強気論が生まれていないからです。上値目標が18000円位では、17000円になると動きが鈍るののはしょうがありませんね。安いところで買い出動した外国人筋をもって、変化のきざしありと報告しましたが、彼らは早くも利食いを入れたそうです。ただ、彼らも安くなればまた買って来るようですし、今週の配当取り、4月1日の日銀短観から、FOMC、日銀政策決定会合、伊勢志摩サミット、ダブル選挙(予測)と続く、一連の予定を見ますと(我々は安倍カレンダーと言っていますが)、今後一方的に売られる感じもしません。

 本日の日経平均予想レンジ 16850円―17000円。

 個別株だけを見ましょう。
 筆者が今までご紹介した銘柄の、フォローアップのコメントを続けていますが、今日は夢真グループです。
 2362夢真HDはここ1年間は右肩下がりで、筆者銘柄としては外れたトップ企業です。2017年9月を最終年度とする中期経営計画の中の配当80円が独り歩きをしてしまい、現在の35円とのギャップを感じる投資家の売りが続いてしまった為です。しかし、昨年2018年9月期を最終年度とする新計画を策定しています。建設技術者派遣業界の環境は変わりなく順調です。顧客であるゼネコンの業績も非常に良いです。企業の右肩上がりの方向性は変わらないと思います。徐々に今までの負けを取り戻してくれると思っています。
 2458夢テクノロジーは夢真の子会社です。こちらは、エンジニア派遣に特化しています。機械、電気電子、IT、化学のエンジニア不足を背景に業績を伸ばしています。ここは、後日詳しく報告します。

配当取りで強含み。

おはようございます。
 週明け21日のNY株。
 ダウは21.57ドル高の1万7623.87ドル、ナスダックは13.23ポイント高の4808.87ポイントでした。2月中古住宅販売件数が予想を下振れた事や、前週の利益確定の売りで弱含みで進んでいましたが、堅調な原油相場を背景に後場になって買いが入り、プラス圏で終わりました。ダウはこれで7連騰です。
 ドルも、アトランタ連銀のロックハート総裁や、サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁の発言で、4月―6月の追加利上げの可能性が高まり若干買い戻されました。
  
 日本株。
 WTIが41ドル台、上海総合指数が3018.8ポイントで、ドル円も111円90銭台とくれば、さすがに主力株と言えども少しは買ってみようかと言う気になるかも知れませんね。特に今週は配当取りが入り易い週です。新規上場は、チエル<3933>がジャスダックです。先週末は大安吉日だったのでいっぺんに6銘柄も上場して混乱しましたが、今日は冷静になるでしょう。

 本日の日経平均予想レンジ 16700円―16900円。

 「AM事業・PM事業の拡大と、SPCのノンリコ化がどれだけ進むか。メザニンもどれだけ集まるか。今年1年間が勝負の時だと思っています」(本荘社長)と言われても、この言葉の価値が分かるのはダヴィンチHDの金子修氏等の専門家だけで、一般投資家はさっぱり分かりません。午前と午後にノリコさんがどうした?って?。
 金子氏は「ほっといても株は上がるよ」と言っているらしいですが、株価を意識するならば分かり易いIRが必要です。8938ロジコムの事です。

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