おはようございます。
20日のNY株。
ダウは42.67ドル高の1万8096.27ドル、ナスダックは7.80ポイント高の4948.13ポイント。NYSE出来高は9億8642万株。
エネルギー局(EIA)発表の石油在庫が減少を示した為、原油価格が44ドル前後まで上昇しました。最近のNY市場の定番で、原油価格の上昇と共にダウも買われました。3月の中古住宅販売件数が市場予想を上回った事も支援材料でした。
心地よいドル安と、利上げペースの緩慢予測で、ダウは史上最高値の1万8312ドルが見えて来ました。ただ、市場には高値警戒感も出ています。引き続き、ドル・原油・企業業績次第のせめぎあいが予想されます。
日本株。
昨日は一時17000円を回復しました。しかし、今の日経平均予想EPS1100円では、PER15倍半ばとなります。維持するのは厳しい感じでした。しかし、今日の日本株の与件、為替109円台後半、原油44ドル、CME日経先物17225円で、今日も、再び17000円台での展開が考えられますが、意外に強気筋は慎重です。では誰が上を買い上がるのでしょうか。この揉みあいを上抜けたら、1番動揺するのはカラ売り筋です。17000円台を買い上がるのは、持たざるリスクで買わざるを得ないファンド筋と、溜まった空売りの買い戻しを迫られる空売り筋かも知れません。つまり、上値を買うのは、強気派ではなく、弱気派と言う皮肉な事になるかも知れません。
日本も昨日の安川電機で16年1-3月期の決算発表が始まりました。今回は本決算ですので、前通期の数字が注目されましたが、まずまずの結果だったと思います。問題は今17年3月期予想が、23.8%営業減益となった事ですが、数字は若干ショック的ですが、為替(想定レート110円)等今の環境で出す最初の予測としてはやむを得ない感じです。これからの市場の柱のテーマの1つであるロボット関連でもあり、今日の寄り付きが注目されます。強い動きだと、市場全体の業績不安が緩和されますし、売られたら、決算発表前に手持ち株をひとまず売っておこうと言う気持ちになる投資家が増えると思います。
本日の日経平均予想レンジ 17100円―17300円。