おはようございます。
今日は4銘柄のコメントです。
6240ヤマシンフィルタ
中国を中心に事業展開する建機フィルターのトップメーカーです。当然中国経済の波にさらされている厳しい業界に位置します。現場で苦労する実感ではあと2、3年は厳しいとの事でした。下期の落ち込みを反映して2016年3月期通期業績の下方修正を発表しています。
しかし、着々と次の手を打っています。中国最大の総合建機メーカー三一重機をようやく説得でき、新車向け納品契約に成功しました。年100回のセミナーを開き、純正部品の重要性を啓蒙してきた結果です。国内でも、自動車用フィルタに強いJQ7265エイケン工業と業務提携してコラボ効果が期待されます。油圧システム新技術の研究も進んでいます。中国が立ち直る前が、中国関連株の買い場だと思います。
6298ワイエイシイ
産業用エレクトロニクス関連機器を作る万能企業です。ウエットエッチング装置、LED・電子デバイス関連、医療・介護関連、環境関連機器と多彩です。また、M&Aは過去15年で14社にもなり、新たにグループに加わった日本ガーターは、スマートグリットと自動運転関連を手掛けます。更に、電力自由化で設備投資が期待される分野で、大倉電気をも持っています。2月10日にエッチング装置の案件トラブルで業績下方修正を発表して480円まで売られましたが、他部門でカバーできる体質を持っています。週末急騰していますので、下がったところを狙ってください。急騰で時価総額が72億円に上がってしまいましたが、所有現金同等物(80億円)よりまだ低いです。
3237イントランス
前期に2円の記念配付きで一気に7円の復配をしましたが、今16年3月期、その2円の記念配を落とすかもしれない事と、売上高予想が極端に違う事で不透明感が出ていますが、利益はしっかり伸びています。当社は、リスクを低減させながら安定的利益を得る経営に徹し、着々と実績をあげています。有望なSPC「特別目的会社」に参加して分配利益を得、大型M&Aコンサルタントや単独での(株)蓮田ショッピングセンター(メーンテナントは東武ストア)M&A(昨年11月5日リリース)等、優れた企画力で、利益を積み上げて行くビジネスです。横浜中華街の地上げもほぼ完了し、大きなプロジェクトも近々動き出します。麻生社長の経営姿勢と企画力は、今後の当社価値を高めて行くと感じます。
8938ロジコム
上記3銘柄は既存の筆者銘柄ですが、当社は新入りです。
決算数字で、売り上げが伸びないのに利益だけが伸びるイントランスも分かりにくいと思いますが、売り上げも利益も伸びない当社はもっと分かりにくい会社です。なかなか分かってもらえず、「もうあきらめています」と言う本荘社長の人柄にひかれ、ボランティアで宣伝部長を引きうけました。第三者増資で第2位の株主になったダヴィンチHDの金子修氏の眼力も信じて。これから、機会を見て、分かってもらえる記事を書いて行こうと思っています。