平野憲一の株のお話

来週の相場。

おはようございます。
 週末18日のNY株。
 ダウは120.81ドル高の1万7602.30ドル、ナスダックは20.66ポイント高の4795.65ポイント。NYSE出来高は25億8951万株と大出来高ですが、SQ(第三金曜日)の為です。ミシガン大学消費者景況感指数が市場予想を下回り、原油も弱含みでしたが、ダウは6連騰となりました。これは今年初めてです。FOMCの結果を受けての安心感が続いています。株価は堅調ですが、ドルが・・。

 日本株。
 昨日の日経平均は、3連休前のポジション調整とは言え、一時300円を超える下げで、投資家は不気味ささえ覚えたのではないでしょうか。特に、どちらかと言えば円安になり易いこの時期に、簡単に110円台が出た事で、3連休前のディーラーさん達は、やる気を完全になくしました。現在111円台半ばのこの為替が、日経平均予想のカギを握るようです。(昨日書いた)変化の見える外国人筋も、その変化が持続するかどうかは為替次第だと言っています。
 日経平均の上値トライにはこれが条件の様ですが、円高が止まらなければダメかと言うと、必ずしもそうではありません。円安でなければ株高にならないと言う呪縛から抜け出せば良いだけです。PER15倍の壁にも関連しますが、企業も円高の壁を乗り越えれば良いわけです。海外移転が進んでいる現在では、日本の企業にとって為替は、短期的な差益・差損だけの問題になっているのですが、まだマーケットはそれを織込んでいません。少しずつ為替感応度は逓減して行くと予想します。
 来週の予定は国内では週末の消費者物価位です。海外は、22日(火)3月の独IFO景況感指数、23日(水)2月の米新築住宅販売、24日(木)2月の米耐久財受注、25日(金)10~12月期の米GDP確定値があります。

 来週の日経平均予想レンジ 16600円―17500円。日経平均で130円分の配当取りで、しっかりの展開を予想しています。

 外国人大量売りの原因の一つが、外資系証券が本国勘定から日本法人勘定に振り替えた為ではないかと、友人からメールが入りました。15年9月SQ週と14年3月SQ週にもこんな現象が見られたそうです。

 昨日の日経CNBC本番中に、2352ワイエイシイの話を一言言ったら、直後に暴騰しました。筆者が原因でしたら責任を感じます。そんなことも含めて、明日筆者の銘柄の、今週の7銘柄以外の一口コメントを書きたいと思います。

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