平野憲一の株のお話

追加緩和無いかもしれないとは思っていましたが、

おはようございます。
 28日のNY株。
 ダウは210.79ドル安の1万7830.76ドル、ナスダックは57.85ポイント安の4805.29ポイントと大幅続落。ナスダックは6連続安です。NYSE出来高は出来高は10億2937万株。
 朝方発表された1~3月期の実質GDP速報値は、前期比プラス0.5%と、市場予想のプラス0.7%に届かず、前期実績プラス1.4%から大きく減速しました。日銀が金融政策決定会合で追加緩和を見送り、日本株が大幅安になった事も嫌気されました。
 前日に、純利益が前年同期比約2.9倍の好決算を発表したフェイスブック(7.2%高)や、堅調な原油価格が下支えする場面もありましたが、著名投資家カール・アイカーン氏がCNBCテレビで、アップル株を売却したことを明らかにすると同社株が急落(3.1%安)、結局ダウは200ドルを越す下げとなりました。
 新規失業保険申請件数は25.7万件で、予想の25.9万件は下回りましたが、前回発表の24.7万件が24.8万件に修正されていたため、材料としてはネガティブになったようです。

 日本株。
 日銀政策決定会合は、まさかのゼロ回答でした。目標とする2%の物価上昇達成時期を「17年度前半」から「17年度中」に伸ばし、16年度の政策委員の大勢見通しの中央値は、実質GDPが1月時点のプラス1.5%からプラス1.2%に、消費者物価もプラス0.8%から0.5%に大きく下がっているのに、マイナス金利の影響を見るとする従来の見解を繰り返しただけでした。昨日のブログに書いた通り、今回の追加緩和は無いのではないかと思ってはいましたが、せめて会見の中で次回(6月15-16日)の事に触れて欲しかったと思います。
 日経平均は、25日移動平均を割れ、節目の16500円をも下回りました。少しこじれそうです。ただ、政策は出し続けなければならないし、これから、来月末の伊勢志摩サミットに向けて、政策的盛り上がりも考えられます。この3日間でかなり投資家は冷静になると思います。

 さて、大型連休が始まりました。皆様遠くへ出かけてこのブログを見ないかもしれませんが、意外にゆっくり休む方も多い様です。筆者も、趣味のえびねランにとって最も重要な時で、ここでのメンテナンスが1年後の花を決めるので、連休中は農業です。その為、先日3日間の小旅行をしてきました。そこで、この休み中、現在日経CNBCテレビで木曜日にやっている「平野憲一投資道場」に関連して、強い投資家・負けない投資家になる為のお話をして見たいと思っています。では明日。

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