平野憲一の株のお話

さあ、いよいよです。

おはようございます
 27日のNY株。
 ダウは51.23ドル高の1万8041.55ドル、ナスダックは25.14ポイント安の4863.14ポイント。NYSE出来高は9億9743万株。
13年ぶりの減収で前日時間外で大きく下げていたアップルの影響と、午後のFOMCを前にして弱持合いの展開でしたが、FOMC声明発表後は買われ、プラス圏で終了しました。
 今回の利上げ予想はほぼ皆無でしたが、次回6月会合での利上げ示唆が出るかが注目点でした。発表された声明文には、早期利上げ観測をうかがわせる文言はありませんでした。
市場では、欧州連合(EU)残留の英国国民投票も重なるため、6月も難しいとの観測が広がっています。

 日本株。
 今回だけは、無風予測のFOMCより日銀政策決定会合が重要な日本株になっていましたが、予想通りの結果で通過したFOMC、さあいよいよこちらの番です。
 追加緩和があるかないかですが、デフレ脱却までエンドレスで政策は出さなければなりませんので(ギブアップはありませんので)、何らかの強いシグナルは出すと思いますが、5月末のサミットを控えて政府の骨太政策がこれから発表され、盛り上がって来ます。その前に出すか(今回)、その後に出すか(6/15-6/16)、あるいは買い入れ枠の若干の増額でお茶を濁すか。個人的には量的緩和の増大こそデフレ脱却の最良の方法だと思っていますので、前も後ろもしっかりした政策を出してほしいと思っていますが、正直今回は開けて見なければ分かりません。特に、貸出金利にもマイナス金利適用と言う報道で、逆に政策を出しにくい感じもして、今回は出ない気もしています。勿論何らかの強いシグナルは出す(出さなければ話になりません)と思っていますが。
 但し、もしショック安があっても、3日間のクッションで、売りが売りを呼ぶような状態にはならないと思っています。また逆ショックがあっても、「この政策は評価できても、これですぐにデフレ脱却が出来るわけでは無し、高いところを買ってもな・・」などと、3日間で考えるでしょう(笑)

 日本の成長ストーリーが見えない内は、見える中小型株物色は続きます。

 さて今日は、FOMCがハト派的に通過した為、日経平均CMEが200円高で帰って来ていますので、強含みで始まるでしょうが、これが値動きを大きくするかもしれませんね。為替、原油の与件は悪くありません。

 本日の日経平均予想レンジ 17300円―17600円。

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