平野憲一の株のお話

PER 15倍の壁。

おはようございます。
 13日のNY株。
 ダウは187.03ドル高の1万7908.28ドル、ナスダックは75.33ポイント高の4947.42ポイントと大幅続伸。ダウは終値ベースで約5カ月ぶりの高値引けで、史上最高値1万8312、39ドルの背中が見えて来ました。NYSE出来高は10億0979万株。
 3月の中国輸出が9カ月ぶりにプラスに転じた事で、日本の大幅高や、フランス3.3%、イタリア4.1%を筆頭に、欧州株の全面高を受けて、買い先行で始まりました。また、JPモルガン・チェースの1~3月期決算が市場予想を上回ったことも支援材料となって、金融株中心に上値追いとなりました。3月の小売売上高と卸売物価指数は前月比マイナスで、市場予想を下回りましたが、売り材料とはなりませんでした。1万8000ドルを超えて、史上最高値をも更新できるかは、決算次第になって来ました。決算数字のバーが低くなっていますので、それを試す可能性があるとの声が高まって来ました。

 日本株。
 昨日は、予想以上の強さでした。今日も、為替109円台、原油価格41ドル台後半という条件は悪くなく、シカゴ先物が16600円円前後で帰って来ていますので、続伸が予想されます。そして、本日推定25日移動平均16582円を抜く可能性もあります。ただ、この時点で、昨日の日経平均予想EPSで計算すると、PER15倍を越えます。今日の日経平均は、当面の壁と思われていた、25日移動平均とPER15倍に、同時挑戦する事になります。カギを握る外国人投資家動向も本日発表になります。また当然、上値追いが継続出来るかどうかは業績次第です。日米ともに企業業績が最大の市場要因になって来ました。
 主力株の代表であるトヨタも買われ、この様に、主力株の流れが変わるかも知れないと言う時に、マザーズ指数は高値更新です。このブログに登場する筆者注目の中小型銘柄群も買われています。この中小型個別株の流れは変わらないようです。面白くなってきました。

 本日の日経平均予想レンジ 16450円―16650円。

 少し休んでいた2352エイジアが再び動き出しました。ただ、以前のブログに書いた、「株価1万円の条件」は、美濃社長との雑談で筆者が申し上げた事で、もし期待している方が居ましたら、冷静に考えて下さいね。優れた経営者は3年後、5年後、10年後を見据えて先行投資をしながら利益還元をしていきます。人気取りで大判ふるまいはしません。美濃社長のお言葉で印象に残った「どんな優れた人工知能アプリでも、それを売るのは営業で、しかもどぶ板営業なんですよ」を、ご紹介します。

 4875メディシノバが、もう少し下がれば理想的なのですが、ぼちぼち買い場に備えて資金つくりを。

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