平野憲一の株のお話

来週の相場。

おはようございます。
 1日のNY株。
 ダウは107.66ドル高の1万7792.75ドル、ナスダックは44.69ポイント高の4914.54ポイントと反発です。NYSE出来高は9億8392万株。
 注目の3月の雇用統計は、非農業部門の就業者数が前月比21万5000人増で、市場予想の20万人を上回りました。ただ、4%もの原油安(増産凍結期待後退)が嫌気され、売り先行となりました。しかし、その後発表された3月のISM製造業景況指数が51.8と前月の49.5から大幅に上昇していた為、買いが入り、ダウは100ドルを越すプラス圏で引けました。雇用統計で、製造業の就業者数に限ると、2万9000人減で、製造業に対する不安感が高まっていましたが、それを払しょくする好不調の分かれ目の50台乗せで、景気の先行きへの安心感が広がりました。景気好調でも4月の利上げは無いと言う、非常にバランスの良い米国株式市場です。

 日本株。
 それに引き替え日本は、先が見えない状態で、日経平均は600円近い下げ。日銀短観の内容で確認するまでもなく、日経平均予想EPSは下がり続け、昨日はとうとう1120円割れです。外国人投資家は口をそろえてPER15倍以上は買えないと言っています。1120*15、このままでは16800円が上値抵抗線になってしまいます。これから再び始まる世界金融政策イベント(13日から、G20財務相・中央銀行総裁会議、ECB、FOMC、28日の日銀政策決定会合まで)に期待がかかりますが、日本の企業業績が高まってこないと何も始まりません。昨年11月30日の1275円68銭を抜く勢いを見せれば、15倍(そうなるとこの時点で1275.68*15は19135円)の壁をも超える事が出来るのですが・・。日銀政策決定会合が終わるあたりで国内企業決算のピークを迎えますが、「意外にイイね」となってほしいものです。

 来週の日経平均予想レンジ 15800円―16800円。

 昨日はさすがに我が裏街道も、表街道の嵐の影響を若干受けましたが、1429日本アクアが390円ストップ高で気を吐いています。これも我が裏街道銘柄の1つで、最近書いてなかったので、来週取材する予定でした。いちよし経済研究所がフェアバリュー600円と言う超強気レポートを出して先を越されました。対抗意識ではありませんが、正直、600円へ行く力が今の日本アクアに有るかどうかは分かりません。こちらもしっかり取材します。
 来週も、「わが銘柄群は永遠です」(長嶋茂雄さんの物まねで言っています)

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