平野憲一の株のお話

相場は続く、表街道/裏街道。

おはようございます。
 31日のNY株。
 ダウは31.57ドル安の1万7685.09ドル、ナスダックは0.56ポイント高の4869.85ポイント。NYSE出来高は9億9679万株。
 新規失業保険申請件数は、季節調整済みで27万6000件と、前週比1万1000件増加し、市場予想も上回りましたが、市場への影響は限定的でした。
 逆に、3月のシカゴPMIが市場予想を上回った事が発表された段階で、ダウは若干売られましたが、雇用統計を前にした小動きな一日でした。

 日本株。
 昨日の2015年度最終日の相場は、手掛かりのつかめないまま、昨年3月末比13%安で終わりました。25日移動平均をも下回ってしまいました。
 今日から新年度ですが、明日が見えない状態で、8時50分に日銀短観(コンセンサスは大企業製造業DIプラス8、非製造業プラス23)、10時に3月の中国製造業PMI(予想49.5、国家統計局)、10時45分3月の財新・中国製造業PMI(予想48.5、英マークイット)、今晩の米雇用統計(予想は非農業就業者数プラス20万人、失業率4.9%、時間賃金プラス0.2%)と続く、4月1日のイベントに神経質な反応を積み重ねるだけです。そして我々が安倍カレンダーと呼ぶ来週から夏の選挙までの予定表に沿って、日経平均の攻防戦が続きます。
 その攻防戦を解説するのが筆者の仕事ですが、そんな流れを避けて、日本証券新聞のコラム名にある通り、相場の裏街道にある有望株を紹介するのも使命だと思っています。最近の市場人気は、どちらが裏か分からない感じですが、今後も地道に街道を歩き、良いものを見つけたいと思います。新年度の誓いでした。

 本日の日経平均予想レンジ 16750円―17000円。

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