おはようございます。
8日のNY株。
ダウは109.85ドル安の1万6964.10ドル、ナスダックは59.43ポイント安の4648.82ポイントと反落。NYSE出来高は11億1753万株。
日本でも嫌気された中国2月の貿易統計が、輸出が前年同月比25.4%減、輸入が13.8%減と、大幅に落ち込んだ数字だった為、エネルギー株や素材株中心に売り先行となりました。前日2.7%の上昇だったキャタピラーが4.1%安と大きく下げています。また、中国不安は、北海原油40ドル、WTI38ドルまで上げて来ていた原油価格にも影響し、WTIが再び36台前半に落ち込んだことも圧迫要因となりました。ECB理事会を10日に控えて、期待と不安が交差しているようです。
日本株。
やはり荒れたメジャーSQの週の火曜日。本日水曜日はもっと荒れる可能性もありますが、ポイントは唯一つ、買い方の気持ちを挫く程のレベルに売られるかどうかです。チャートを見て分かる通り、2月12日の1万5000円割れから1万7000円まで戻す過程で、11日間1万6300円(実線部分)を頭にした揉みあいをしています。この前で止まれば、上昇過程の調整ですが、ここを突破されますと元の木阿弥となって、買い方の心が折れます。アベノミクス移動平均とも言われる36か月移動平均(16600円)、25日移動平均(16383円)が死守ラインです。
本日の日経平均予想レンジ 16600円―16800円。
日経CNBCの方に質問をお寄せ下さったペンネーム「悪玉コレステロールは下げたいが、株価は上がってほしい男」様。お寄せいただいた3277サンセイランディックについては、番組で取り上げましたが、念のため日証新聞に載せた文章の一部が下記です。ご参考になれば幸甚です。
「デフレ脱却が進まず、アベノミクスの軽重が問われています。デフレ脱却の成否は不動産株人気の有無にも繋がりますが、デフレに強い不動産会社もあります。3277サンセイランディックは、権利者が複数いる底地(そこち)の権利調整事業を展開する不動産会社です。底地とは、土地が、その所有者(地主)と、その土地の上に立つ建物の所有者(借地権者)に分かれている土地の事を言います。その権利調整は複雑な業務の為、時間や手間がかかり、大手不動産会社は参入していません。底地の調整は、地上げとは違い不況やデフレに強く、当社が底地ビジネスを始めて24年経ちますが、案件が減る事は無く、潜在案件はまだ100万件あると言われています。しかも、最近の高齢者増加で、地方中心に居抜き物件が増え、これも事業として拡大して行くでしょう。土地所有者の物件のキャッシュ化を図って、当社の交渉力で借地権者には現在の環境より良い物件への移転を実現すると、不動産取引にありがちなクレームはほとんどなく、売り主、買い主、当社それぞれがWin-Win-Winの関係を容易に構築できます。この三方よしの精神は、社名のサンセイ(三つの星が輝き続ける意味)の基となっています。業績も順調で、前2015年12月期は売上・利益とも過去最高を記録しました。今2016年12月期も更に記録を更新する予想です。今は2017年を最終年とする中期経営計画の最中ですが、記録は更に伸びる予定です。その後も、会社側構想で第四ステージと言うべき新中期経営計画案(2018年―2021年)で、地価動向に依存しない独自の成長システムで大きな飛躍を狙っています。」