おはようございます。
2日のNY株。
ダウは34.24ドル高の1万6899.32ドル、ナスダックは13.83ポイント高の4703.42ポイントと小幅続伸でしたが、前日の大幅高を受けての利益確定の売りと、好材料、悪材料が入り乱れての1日でした。最終的には2月ADP雇用報告が良かったので、週末の雇用統計に好感を持ったようです。
日本株。
7時現在のWTI原油先物が34.73ドルと安定して、為替も113円台で、特に海外株が大きく動いたわけではないと言う中庸の環境ですので、今日の日本株は、昨日の大幅高の利益確定売りと、一気に25日移動平均線とのプラスかい離が1.74%になった市場の変化との綱引きになりそうです。25日線は昨日ちょっと上向きになりましたが、今日はまた下向きです。とにかく、短期的せめぎ合いの象徴である25日移動平均線を上回ったことで、マーケットセンチメントは、たった1日で良くなりました。相場とはこんなものですが、ダブルボトムで25日線越え、そしてそれの上向きと言うダウの典型的底入れ形がダマシになってほしくないものです。
本日の日経平均予想レンジ 16650円―16800円。
昨日の日経新聞での、大日本住友製薬の非アルコール性脂肪肝炎(NASH)の記事について簡単に考え方を申し上げます。血液診断が出来ますと患者の負担を低減しますのでNASH研究にとって好材料です。NASHの製品化については、提携先のインターセプト ファーマシューティカルズ社の事を言っているだけで新しい事ではありません。2020年「以降」(この以降が大変なのです)を目指す事も。(2014年1月に大日本住友製薬は大幅高していますが、このインターセプト ファーマシューティカルズの株価がNASH材料で1日で4倍になった為です)
ロシュが特発性肺線維症バイオベンチャーのインターミューン社を8600億円で買収して、世界を驚かせましたが、メディシノバは、NASHと肺線維症の両方で治験が進んでいます。筆者が冗談のように8000億円の時価総額目標と言っているのは、ロシュが下したインターミューン社の価値に由来します。
ただ、このところメディシノバは急騰していますので、ワンクッション入れる方が株価的には良いと思いますが。