平野憲一の株のお話

大機小機。

おはようございます。
 23日のNY株。
 ダウは188.88ドル安の1万6431.78ドル、ナスダックは67.03ポイント安の4503.58ポイントと反落。NYSE出来高は9億4237万株。
 イランのザンギャネ石油相が、サウジアラビアとロシアの原油生産1月水準維持の合意案について批判した為の原油安で、欧州株が軒並み安となりました。この流れを受け、売り先行となりましたが、そのサウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相が今後の減産を否定した為、更に6%を超える原油安となり、株価を押し下げました。注目の2月の消費者信頼感指数が、市場予想に届かなかったことも悪材料となりました。まだしばらく、原油価格に左右される株式市場と言う展開が続きそうです。

 日本株。
 月曜日高、そのあと波乱低調というリズムは今週も続くのでしょうか。WTI原油先物価格は、昨年後半に25日移動平均を下回ってから、下降する25日移動平均線を上値とした下落相場が続いていましたが、26ドル台でW底の形を示し25日線(31ドル台)を上回って来ました。底入れか、ダマシか、正念場です。
 25日線と言えば、ダウもドイツDAXも上海総合指数もこれを突破しているのに、日経平均だけが、16500円台の25日線を下回っています。落ち込んでいた業績も、日経平均EPSで言えば、2月8日の1136.65円から昨日の1157.32円へ若干の回復を見せています。春相場の期待も出ています。
 今日も海外の様子から弱含みの相場になりそうですが、引き続き個別株で行きましょう。昨日の日経新聞「大機小機」を是非読んでください。筆者とまったく同じ意見が書いてあります。

 本日の日経平均予想レンジ 15800円―16100円。

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