おはようございます。
強い投資家・負けない投資家になる為の「平野憲一投資道場」
第1日目 エントリーの決断
強い投資家・負けない投資家になる為には、いくつかの決断をする必要があります。まず最初の決断はエントリー銘柄を選ぶ決断です。
今の日本はかっての高度成長国ではありません。今回の日銀政策決定会合でも、2016年度の実質GDP成長率の政策委員の大勢見通しの中央値は、プラス1.2%と低調ですし、IMFの日本の成長率予想(名目)は0.5%と半分に引き下げられています。マイナス金利まで選択した日銀や、安倍政権の1億総活躍社会で必死に努力しても、デフレムードを脱却するにはまだまだ時間がかかります。その中で選ぶ銘柄は、不透明な日本、低成長な日本の、反対側に居る銘柄を選ぶことです。3年後、5年後の姿がはっきり見え、高成長する銘柄を選ぶことが重要です。
現在東証1部1955、2部542、マザーズ227、JQ785、プロマーケット13の3522銘柄が上場しています。選り取り見取りです。投資家は王様です。気に入らなかったらポイ(買わない)すれば良いだけです。
勿論、成長株を見つけるのは簡単ではありませんが、相場の神様石井独眼流が言っていたように、勉強すれば相場は分かります。筆者がテレビ等で「投資の儲けは、流した汗に比例する」と表現しているのは、それを踏襲しています。筆者は仕事柄、社長さんに会ったりして、所謂深掘り調査をすることが出来ますが、一般的には、新聞や四季報や当該会社のホームページを読み込むことで十分です。とにかく、「先が見えたと思ったら買う、見えなかったら買わない」。人気や動きにつられてつい買ってしまう事は避けましょう。これが最初の決断です。
次回はその見方が当たった時と間違った時の投資家がとる決断について、筆者紹介銘柄を例にして説明します。