平野憲一の株のお話

市場環境は厳しいですね。

おはようございます。
 5日のNY株。
 ダウは133.68ドル安の1万7603.32ドル、ナスダックは47.87ポイント安の4843.93ポイント。NYSE出来高は10億7354万株。
 原油は切り返しましたが、日欧の株安、2月の米貿易統計の赤字額が市場予想を上回り、IMFのラガルド専務理事の世界経済見通しの悪化発言、アトランタ連銀の1~3月期実質GDP推計を前期比0.7%増から0.4%増に下方修正等、市場環境悪化で、終日マイナス圏での揉みあいとなりました。

 日本株。
 円高、原油安、企業業績低迷、SQ週の波乱が重なり、日経平均は昨日390円も下げてしまいました。今日の条件はと言うと、原油は若干切り返していますが、為替がなんと110円台前半です。先日のテレ東モーサテのゲスト解説者の、実質金利差を考えたら、100円も有り得るという発言が投資家の間に動揺を与えていますが、110円を割れると一気に100円に近づくようなチャートの形なので、現実味を帯びて来ました。為替介入も必要ではないかと思います。日銀短観にあるように、企業側のレートは117円です。賃上げ等、企業に協力を求めている安倍内閣としては、ここで円高はまずいのではないですか。しっかりファイティングポーズを取ってほしいところです。
 昨日の予想レンジは外れましたが、あるポイントを下回ると売りが売りを呼ぶSQ週では仕方のない事です。今日も、切り返す環境では無いですが、裁定残が減っていますので、昨日の様な事は無いと思います。

 本日の日経平均予想レンジ 15700円―15900円。

 急騰していた1429日本アクアが、昨日はさすがの利確で急落ですが、良い事だと思います。エントリーのタイミングですが、大きく2つの窓を開けていますので、直前の窓うめ390円、75日移動平均の359円が参考になると思います。筆者は直接行けませんでしたが、信頼できる仲間の調査では、少なくとも、いちよし経済研究所のフェアバリュー600円の元になっている企業業績は問題ないようです。
 親会社の1413桧家HDを、今日の日本証券新聞の筆者のコラムで紹介しました。連続増配の可能性のある企業が4.3%の予想配当利回りです。売り上げもぐんぐん伸びていますよ。

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