おはようございます。
いよいよメジャーSQの週となりました。取引所が発表した2月26日現在の裁定買い残は1兆8343億円と、日経平均が19504円だった昨年12月4日現在の3兆6300億円に比べるとカラカラに乾いた状態です。また、2月26日の日の株数ベースでは、13億8671万株で、3月2日現在では13億6805万株ですので、直近の裁定買い残は更に減っていると思われます。裁定業者は、残を積み上げてなんぼですから、これから積み上げる作業に入ると思います。株価を支える(または上げる)大きな要因になります。
本日のスタートは大きな材料がありませんが、為替が113円81銭、原油が36ドル32セントですので、引き続き強含みの動きが期待されますが、25日移動平均上方かい離率が3.43%、日経平均予想PER14.78倍となっていすので、上値をどんどん取って行くほどのマーケットセンチメントはありません。隠れた買戻しエネルギーがどれだけあるかにかかっています。
中国の全人代が開催中ですが、今までの報道によると、厳しい現実を感じますが、改革先送りというわけでは無く、まずまずの展開ではないでしょうか。
本日の予定で株価に影響すると思われるものは、黒田日銀総裁の講演(午後0時40分、東京・パレスホテル)、1月の景気動向指数(午後2時)、2月末の全国銀行預金・貸出金(午後3時、全銀協)です。その後では明日【8日(火)】10~12月期GDP改定値(午前8時50分)、2月の景気ウオッチャー調査(内閣府)があります。特にGDP改定値が注目です。
そして週末【11日(金)】には、メジャーSQ、1~3月期の法人企業景気予測調査(午前8時50分)と続きます。上値トライで上のゾーンに行けるか、多くの方が考えている様にやはり押し返されてしまうのか、正念場です。
本日の日経平均予想レンジ 16900円―17200円。