強い投資家・負けない投資家になる為の「平野憲一投資道場」
おはようございます。
週明け2日のNY株。
ダウは117.52ドル高の1万7891.16ドル、ナスダックは42.23ポイント高の4817.59ポイント。NYSE出来高は9億8785万株。
先週の上げ幅は約2カ月半ぶりの大きさだった事で、買い戻しが先行しました。注目のISM4月の製造業景況感指数が50.8と、前月実績(51.8)と市場予想(51.4)を下回りましたが、売り材料とはなりませんでした。ただ、今週は雇用統計の週です。関連指標の発表もあり、日本は連休ですが、米国は忙しい週となります。
日本株。
昨日の日経平均は一時16000円を割れる大幅安となりましたが、最初の15分で水準が決まり、その後は狭いレンジの揉みあいでした。3連休で投資家の気持ちが整理されて、パニック売りにはなりませんでした。それでも2日間で1200円の下げは正常では無く、米財務省の為替報告で監視対象国に指定された為替環境を含めて、まだ下値確認とはいかないようです。2月12日の15000円割れで1番底、4月11日の15751円で2番底、昨日の16000円割れで3番底となる理想的底入れ型を形成できるかは、連休中の為替にかかっています。
さて、強い投資家・負けない投資家になる為の「平野憲一投資道場」第2日目は 「買い乗せこそ強い投資家の証(あかし)」 です。
中国の景気減速で、チャイナ・プラスワン(中国から軸足を他のアジア諸国に移す)が話題になった一昨年、7771日本精密と出会いました。既に進めていたアセアン戦略がようやく実を結び、日本の物つくり精神をメコンデルタに展開しようとしている当社に強い興味を持ち、岡本社長に会って、5年後の姿が見えた感じがしました。エントリーの決断(投資道場第1日目)に至りました。今回はこの銘柄を例にとって話します。
最初に筆者が活字で発表した日の当社株価の寄り付きは113円でした。その後上げ下げをしながら下値を切り上げ、いよいよ11月14日の寄り付き145円からの爆騰を迎えます。ここまでに売ってしまった投資家も多いと思います。113円で買って145円では28%もの利益が出るわけですから仕方のない事です。問題はこれからです。11月17日に終値164円と直近高値160円を抜けました。(因みに筆者の言う高安は終値で表現しています。100年前からあるNYの理論「すべての株価情報は終値に結集される」を信じているからです。ザラバの値段は参考値段です。)
さて、いよいよ強い投資家と弱い投資家の分かれ道です。あなたは145円で売ってしまった銘柄を直後に164円で買えますか?買えたら強い投資家です。多くの投資家は高値抜けで強気になり、買ってしまって後悔した経験をお持ちと思います。それは唯の「乱暴な投資」です。そうならない為には第1日目のエントリーの決断で、最初の道に迷わない事です。しっかり先が見えた銘柄だけを買うべきです。
(この道場が何日続くかまだ分かりませんが、1日だけのテーマで強くはなれません。複合的に組み合わされて強度を増します。)
さあその後当社は11月28日に272円になります。さすがに25日移動平均かい離率が異常に高くなり、過熱感が出ました。この辺は杓子定規に考えず、1部売っても良いと思います。
過熱感は、出来高と移動平均かい離で判断されます。筆者は25日移動平均を使いますが、これが一般的で皆が参考にしているので影響度(参考度)が大きいからです。蛇足ですが、25日は土曜日立会があったころの1か月の日数です。土曜立ち合いが無くなった直後、1か月の立会日数20日移動平均線に直そうとしましたが、いつの間にか25日に戻ってしまいました。今まで使っていたものを変える事は出来なかったわけです。
今日の分はこれくらいで、では明日。
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おはようございます。
強い投資家・負けない投資家になる為の「平野憲一投資道場」
第1日目 エントリーの決断
強い投資家・負けない投資家になる為には、いくつかの決断をする必要があります。まず最初の決断はエントリー銘柄を選ぶ決断です。
今の日本はかっての高度成長国ではありません。今回の日銀政策決定会合でも、2016年度の実質GDP成長率の政策委員の大勢見通しの中央値は、プラス1.2%と低調ですし、IMFの日本の成長率予想(名目)は0.5%と半分に引き下げられています。マイナス金利まで選択した日銀や、安倍政権の1億総活躍社会で必死に努力しても、デフレムードを脱却するにはまだまだ時間がかかります。その中で選ぶ銘柄は、不透明な日本、低成長な日本の、反対側に居る銘柄を選ぶことです。3年後、5年後の姿がはっきり見え、高成長する銘柄を選ぶことが重要です。
現在東証1部1955、2部542、マザーズ227、JQ785、プロマーケット13の3522銘柄が上場しています。選り取り見取りです。投資家は王様です。気に入らなかったらポイ(買わない)すれば良いだけです。
勿論、成長株を見つけるのは簡単ではありませんが、相場の神様石井独眼流が言っていたように、勉強すれば相場は分かります。筆者がテレビ等で「投資の儲けは、流した汗に比例する」と表現しているのは、それを踏襲しています。筆者は仕事柄、社長さんに会ったりして、所謂深掘り調査をすることが出来ますが、一般的には、新聞や四季報や当該会社のホームページを読み込むことで十分です。とにかく、「先が見えたと思ったら買う、見えなかったら買わない」。人気や動きにつられてつい買ってしまう事は避けましょう。これが最初の決断です。
次回はその見方が当たった時と間違った時の投資家がとる決断について、筆者紹介銘柄を例にして説明します。
おはようございます。
週末29日のNY株。
ダウは57.12ドル安の1万7773.64ドル、ナスダックは29.93ポイント安の4775.36ポイントと続落。NYSE出来高は12億9204万株。
3月の個人消費支出は前月比0.1%増と3カ月ぶりの低い伸び率で、4月シカゴPMIも50.4と市場予想を下回りました。前日の1~3月期実質GDPも減速して、この日は、景気指標の弱さから、売り地合いの1日になりました。引き続きアップルは1.2%安と弱い動きです。
日本株。
原油はしっかりですが、為替が、先日イレギュラー的につけた107円を割って来ました。しかも106円45銭で、多くの投資家が考えている下値105円で止まるのか、不安が広がっています。これを受けてシカゴCME日経平均先物は、1万5880円と1万6000円を割れています。またも弱地合いに突入です。
この様な動きになぜなるのでしょうか。売り方が死んだふりして攻撃タイミングを狙っていたのでしょうか。「日銀政策決定会合の結果がどう出ようとも売り予定だった」と言うのは後講釈です。少なくとも筆者の取材した範囲では、売り方にそんな余裕はありませんでした。もし黒田総裁が、あんな今のマーケット事情をまったく無視したゼロ回答をしなければ、彼らが窮地に立ったと思います。
それにしてもこの動きは、今の日本市場の特徴です。市場を支配しているのは、外国人投資家で、しかもその外国人投資家の間でも評判の悪い高速取引(HFT)を駆使する一部のヘッジファンドです。彼らは動いた方に瞬時に動く獣です。アメリカ本国では、その弊害が認識され規制が強化されつつあります。彼らにとってやりにくくなった世界市場で、日本だけが天国なのです。例えは悪いですが、かって厚生省のエイズ血清剤の規制が世界から10年遅れた為、多くのエイズ患者を出しました。その時の製薬会社が、東京証券取引所と言えます。今は株式会社なので収益を考えなければならないのは当然で、世界の嫌われ者でも収益に役立つので、大切なお客として扱っています。日本の市場、そして一般の投資家にどんな影響を与えているか分かっていません。前斉藤社長時代に、ある中小証券の社長が「このままでは中小証券はつぶれる」と言う訴えに対する答えが、「証券会社がつぶれても投資家は困らないが、取引所がつぶれたら困るでしょ」と言っていたことを思い出します。
さて、ここまで書くのに1時間を擁しました。(色々考えますので)
予告した投資道場ですが、今回は考え方だけを述べます。
報道されました通り、立花証券創業者石井久氏が92歳で逝去されました。筆者が1970年に立花証券に入社以来、相場の考え方、ものの考え方を教わって来ました。実は、筆者の父親と同じ年齢で、顔つきも似ていて、旧姓も同じ石井(父は婿なので)という事もあって、父親の様な感じを持っていました。父は10年以上前に亡くなりましたが、あの時の「しょんぼり感」と同じような気持ちに今陥っています。父親を2度亡くした気持ちです。
さて、相場の神様と称された石井独眼流こと石井久氏が常に言っていたことがあります。「相場は勉強すれは8割は分かる。君勉強だよ」と。
8割も分かるとはすごいとも言えるし、神様でも8割しか分からないのかとも言えます。それだけ相場は難しいという事です。頑張って強い投資家・負けない投資家になりましょう。ではまた明日。
来週の相場。日銀期待高まるが。
おはようございます。
週末22日のNY株。
ダウは21.23ドル高の1万8003.75ドル、ナスダックは39.66ポイント安の4906.23ポイントと、まちまちで引けました。
原油先物が買い戻され、WTIは43ドル台後半で推移した為、エネルギー株中心に買いが入り、ダウはプラスとなりましたが、前日のマイクロソフト連続減収決算を受けて、ハイテク株が弱かった為、ナスダックはマイナスとなりました。引き続き18000ドル台の高値警戒感の中、原油と企業業績次第の展開です。
日本株。
昨日は午後半ばまで、前日のNY株安、原油安を踏まえた揉みあいでしたが、なんとなく強いねと、取材仲間ではささやき合っていました。やはりと言うか、出ました。ブルムバーグ通信が、関係者の話という事で、日銀が金融機関への貸出しにもマイナス金利適用を検討していると報道しました。もし本当なら、銀行は、融資するたびに日銀から資金導入すれば金利がもらえるわけですから、日銀当座預金のマイナス金利を相殺出来ますので、銀行株に一斉に買いが入りました。当然、停滞している銀行貸し出しも活性化されます。また、日証新聞の筆者コラム「表街道/裏街道」では無いですが、裏街道の噂話では、この記事を書いたブルムバーグの記者の仲人が福井元日銀総裁なので、日銀に深い人脈を持っている事は、事情通には知られており、その為この記事に対して、プロサイドも素早く反応した様です。ただ、もしその通りの政策が出たら、関係者はだれか知りませんが、内部情報が漏れたという事になりますから、逆にこの政策は出せなくなったのではないかと心配します。更に別ルートでは、ETF大量買入れの情報も流れています。かなり期待が高まっていますが、何も出なかったら大きな失望に変わります。従って、政策期待は、今の市場の希望で有りますが、大きなリスクでもあります。28日(木)の結果発表と日銀総裁会見が注目されます。
予定では、もちろんFOMCも無視できません。また、木、金での米中の1-3月期GDPも注目です。
来週の日経平均予想レンジ 17200円―18000円。
おはようございます。
野球の次はバトミントンと、賭博の話題で賑わっていますね。
今は健全なレジャーになっていますが、その昔競馬にハマった事があります。開催日の土日を控えた金曜日の夜は最高に楽しかったです。その頃、吉田善哉氏がダイナースカードと提携して、共同馬主組織「ダイナースクラブ」を発足させました。今は、名前も変わり規約も変わったと思いますが、当時は吉田氏の面接に合格しなければ入会できませんでした。六本木のダイナースクラブの本部に行って、面接を受けました。結局株の話をして帰って来ただけですが、もちろん合格です。1頭を20口に分けて持つ共同馬主で、2千万円のダイナモニカと言う馬を、10口は大橋巨泉氏、残りの10口を我々零細馬主が持ち、3勝しました。と書いて行くと、当時の興奮が思い出されます。
キャンブルにハマると抜け出せなくなると言われます。競馬は合法だから良いですが非合法のモノにハマると人生が壊れます。このハマるという事は、精神論ではなく、れっきとした「依存症」という病気です。ギャンブルだけでなく、薬物・覚せい剤、果てはセックス依存症まで。特に覚せい剤依存症は大変な社会問題です。この依存症に対して、風邪薬を飲む感じの薬があったらどれだけ世の中は幸せになれるでしょうか。
4875メディシノバのMN―166(イブジラスト)は覚せい剤の「高揚感・心地よさ」を減少させる薬で、アメリカでフェーズ2の臨床試験が進んでいます。
おはようございます。
今日は4銘柄のコメントです。
6240ヤマシンフィルタ
中国を中心に事業展開する建機フィルターのトップメーカーです。当然中国経済の波にさらされている厳しい業界に位置します。現場で苦労する実感ではあと2、3年は厳しいとの事でした。下期の落ち込みを反映して2016年3月期通期業績の下方修正を発表しています。
しかし、着々と次の手を打っています。中国最大の総合建機メーカー三一重機をようやく説得でき、新車向け納品契約に成功しました。年100回のセミナーを開き、純正部品の重要性を啓蒙してきた結果です。国内でも、自動車用フィルタに強いJQ7265エイケン工業と業務提携してコラボ効果が期待されます。油圧システム新技術の研究も進んでいます。中国が立ち直る前が、中国関連株の買い場だと思います。
6298ワイエイシイ
産業用エレクトロニクス関連機器を作る万能企業です。ウエットエッチング装置、LED・電子デバイス関連、医療・介護関連、環境関連機器と多彩です。また、M&Aは過去15年で14社にもなり、新たにグループに加わった日本ガーターは、スマートグリットと自動運転関連を手掛けます。更に、電力自由化で設備投資が期待される分野で、大倉電気をも持っています。2月10日にエッチング装置の案件トラブルで業績下方修正を発表して480円まで売られましたが、他部門でカバーできる体質を持っています。週末急騰していますので、下がったところを狙ってください。急騰で時価総額が72億円に上がってしまいましたが、所有現金同等物(80億円)よりまだ低いです。
3237イントランス
前期に2円の記念配付きで一気に7円の復配をしましたが、今16年3月期、その2円の記念配を落とすかもしれない事と、売上高予想が極端に違う事で不透明感が出ていますが、利益はしっかり伸びています。当社は、リスクを低減させながら安定的利益を得る経営に徹し、着々と実績をあげています。有望なSPC「特別目的会社」に参加して分配利益を得、大型M&Aコンサルタントや単独での(株)蓮田ショッピングセンター(メーンテナントは東武ストア)M&A(昨年11月5日リリース)等、優れた企画力で、利益を積み上げて行くビジネスです。横浜中華街の地上げもほぼ完了し、大きなプロジェクトも近々動き出します。麻生社長の経営姿勢と企画力は、今後の当社価値を高めて行くと感じます。
8938ロジコム
上記3銘柄は既存の筆者銘柄ですが、当社は新入りです。
決算数字で、売り上げが伸びないのに利益だけが伸びるイントランスも分かりにくいと思いますが、売り上げも利益も伸びない当社はもっと分かりにくい会社です。なかなか分かってもらえず、「もうあきらめています」と言う本荘社長の人柄にひかれ、ボランティアで宣伝部長を引きうけました。第三者増資で第2位の株主になったダヴィンチHDの金子修氏の眼力も信じて。これから、機会を見て、分かってもらえる記事を書いて行こうと思っています。
おはようございます。
週末18日のNY株。
ダウは120.81ドル高の1万7602.30ドル、ナスダックは20.66ポイント高の4795.65ポイント。NYSE出来高は25億8951万株と大出来高ですが、SQ(第三金曜日)の為です。ミシガン大学消費者景況感指数が市場予想を下回り、原油も弱含みでしたが、ダウは6連騰となりました。これは今年初めてです。FOMCの結果を受けての安心感が続いています。株価は堅調ですが、ドルが・・。
日本株。
昨日の日経平均は、3連休前のポジション調整とは言え、一時300円を超える下げで、投資家は不気味ささえ覚えたのではないでしょうか。特に、どちらかと言えば円安になり易いこの時期に、簡単に110円台が出た事で、3連休前のディーラーさん達は、やる気を完全になくしました。現在111円台半ばのこの為替が、日経平均予想のカギを握るようです。(昨日書いた)変化の見える外国人筋も、その変化が持続するかどうかは為替次第だと言っています。
日経平均の上値トライにはこれが条件の様ですが、円高が止まらなければダメかと言うと、必ずしもそうではありません。円安でなければ株高にならないと言う呪縛から抜け出せば良いだけです。PER15倍の壁にも関連しますが、企業も円高の壁を乗り越えれば良いわけです。海外移転が進んでいる現在では、日本の企業にとって為替は、短期的な差益・差損だけの問題になっているのですが、まだマーケットはそれを織込んでいません。少しずつ為替感応度は逓減して行くと予想します。
来週の予定は国内では週末の消費者物価位です。海外は、22日(火)3月の独IFO景況感指数、23日(水)2月の米新築住宅販売、24日(木)2月の米耐久財受注、25日(金)10~12月期の米GDP確定値があります。
来週の日経平均予想レンジ 16600円―17500円。日経平均で130円分の配当取りで、しっかりの展開を予想しています。
外国人大量売りの原因の一つが、外資系証券が本国勘定から日本法人勘定に振り替えた為ではないかと、友人からメールが入りました。15年9月SQ週と14年3月SQ週にもこんな現象が見られたそうです。
昨日の日経CNBC本番中に、2352ワイエイシイの話を一言言ったら、直後に暴騰しました。筆者が原因でしたら責任を感じます。そんなことも含めて、明日筆者の銘柄の、今週の7銘柄以外の一口コメントを書きたいと思います。
おはようございます。
再三述べておりますが、海外次第の日経平均の攻防戦を避けて、中小型株、東証2部、JQ、マザーズ銘柄を攻めるのが良いのは、結果が証明しています。それぞれのチャートを見ると、同じ国の株式とは思えないほどです。
とは言っても何を買ったら良いか分からないという投資家が多いと思います。一昨年7月に独立して以来、今までお世話になった業界への感謝を込めて、このブログを始めました。感謝を表す方法は投資家に儲けて頂く事しかありません。その為には、広く浅くでは無く、重点的に良い銘柄を深掘りし、自信のあるものだけ紹介することです。幸い、一匹オオカミの筆者としては、常に銘柄を紹介しなければならないという義務がありません。結果は別として、心から喜んでもらえる銘柄だけを紹介しています。
さて前置きが長くなりましたが、以下、紹介した銘柄の現時点の一口コメントです。
メディシノバ(4875・JQ)
25日移動平均かい離率44%から1%まで低下した先週の安値は買えましたか。買えなかった方はがっかりしないで下さい。相場は明日もあります。高くなったら売っても良いですが、手持ちはゼロにしないで下さい。創薬ベンチャーの夢が開くのはわずかな確率ですが、開いた時に手持ちゼロでは悲しいですからね。
日本精密(7771・JQ)
仕手株になりましたから、この仕手戦が終わるまでコメントは控えますが、高いところは売ってもいいと思いますが、振い落しに引っかかって安いところは売らないで下さい。
桧家ホールディングス(1413・名2)
配当を取る資産株の余裕で、市場変更を待ちましょう。
エイジア(2352・東マ)
人工知能という材料で急騰していますが、基本は連続増収増益です。押し目があったらすかさず地味に攻めましょう。
JPHD(2749・東証1部)
「保育園落ちた!」という例の書き込みで、俄然注目されてきました。何と言っても、認可保育所業界のトップ企業ですから。東京の拠点事務所を訪ねると若い女性がきびきび動いていていつも良い気分で帰って来ます。
Eストアー(4304・JQ)
なにしろ社長が「10年後に電子商取引のトップ企業になれそうだ」と言っているのですから。地方都市のシャッター通りで生き残った店を、銀座4丁目に持ってくる(イメージ)仕事をしています。
サンセイランディック(3277・東証1部)
デフレに強い唯一の不動産株です。二桁づつ伸びる企業が、まだPER8倍台です。5割高しても13倍です。
まだありますが、適時報告します。楽しんでください。株は楽しいものです。
未分類
おはようございます。
最近、相場の波乱増幅の原因をファンドのせいにしていますが、決してファンドを非難しているわけではありません。組織力やファンドマネジャーの個々の能力は、筆者などが及ぶところではありません。高い運用能力があるから、それを頼りに資金が集まります。
高い運用能力とは、物理的な資金管理(マネーマネジメント)と調査分析力です。資金管理の一部分がリスク管理です。これが全体相場が下げる時に、ヘッジ売りとなって下げを加速します。これはファンド運用にとっては絶対必要な事です。
問題は高い分析力を相場にどう生かすかですが、答えは一つです。分析どおりにやるしかありません。ところがこの分析は、現在の数字分析ですから、多少の先見性は入れるとしても、現状を逸脱するような結果は出ません。そして、当然それは、理路整然としたものでなければなりません。
しかし、経済(特に世界経済)が理路整然とすることはありません。理路整然としたように見えた時が一番危ない時であることは、歴史が証明しています。今、世界を分析して、強気になる事はまずありません。分析結果の大半は、不安材料を並び立て、それがすぐに解決できない事を結論とするでしょう。
昔、ブラックマンデーの少し後から13年間、法人部でファンドマネージャーと付き合いましたが、ある方が良く言っていました。「我々は理路整然としなければ動けない。そして、理路整然と間違う」と。
相場は難しいです。しかし、やさしくする方法は有ります。企業の将来に賭け、その企業の時価総額の増加と共に資産が増えると言う基本観で相場を見る事です。そうすれは、世界経済不安も、安く買わせてくれるチャンスに見えてくるかもしれません。